三 竦 み

三竦(サンスク)

三竦みは、現実と理想に感情を加えた三言論のことのようです。
を求め、道徳を生み出し、道徳を成長させます。
 その逆は、
道徳を育て、を育み、は更に道徳を築き上げます。
 三竦みの代表例はジャンケンです。
ヘビカエルナメクジヘビ→・・・は、ヘビはカエルを食べる、カエルはナメクジを食べる、ナメクジはヘビ毒が効かなくて、ナメクジの粘液でヘビを溶かすと言う、三竦みで江戸時代に流行したようです。
 三者は虫でないのに名前が虫偏である点でも面白いと思います。
 
勝敗は常にある事、三つ巴につながる尊い教訓です。
 

   
 

表面

材質:科木(シナノキ)寸法:30.5× 21×1.3cm
2015.6.製作
 

楓を用いた理由
 
楓の語源は奈良時代にさかのぼります。楓を「かえるて」と言っていたのは蛙の手に似ているからの様です。そこで蛙の出てくる三竦みには楓の葉が最適と考えました。

  
 

裏面

 

苦心作

表面と裏面の絵柄を変えて彫りました。


  
     

ヘビ(它)

 

カエル(圭)

 

ナメクジ
兪)